読まれるエントリーシートとは
新卒者の就活で、まず最初の関門が書類選考となるエントリーシート。一昔前までは履歴書を手書きで書いて郵送していましたが、今ではWebや郵送でエントリーシート提出がメインになってきています。
人気企業ともなると1万人以上もの就活生からエントリーシートの提出があるようです(下記参照:日経就職Navi)。
企業の採用担当者は大変な苦労を伴いながら、その中から有望な人材を発掘しなければなりません。
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20,000通以上のエントリーシートが提出される企業が20%近くあるのですから、読んでもらうだけで大変なことだと解ります。
通常、大企業でも人事部の中で新卒採用を直接的に担当する”担当者”は5〜6人程度しかいません。ましてやエントリーシートの管理を行う担当など、ほんの数人です。果たして全てのエントリーシートの中身まで吟味して選考しているのでしょうか??
答えはNo!です。
統一フォーマットで提出させるエントリーシートの役割の一つとして、採用者側の作業の効率化があります。慣れた人だとザーーっとめくりながら目を通すだけで、「読む価値がありそうなエントリーシートがどうか・・」の判断ができます。そのための統一フォーマット化なのです。
一通り目を通してまずは絞込みをするのです。
では何を基準に絞り込むのでしょうか??
まずはじかれてしまうエントリーシートとは・・・
・空白ばかりでやる気が感じ取れない
・誤字脱字、文字が小さい、汚い・・・要するに読みにくい
ですから、一般的に誠意が感じられ読む人への配慮があるるエントリーシートなら、その時点ではじかれることは無くなると思います。
また、特定のある一箇所だけ全て目を通す場合もあります。
もちろん「志望動機」や「学生時代に何をしてきたか」などという項目や出身大学です(一人も入社したことが無い大学からは採用しないという企業も多いです)。
使いまわしが利くような内容であったり、抽象的なことで記入欄を埋めるための文章になっている場合は、まずそこで落とされることになります。より具体性のあるエピソードを盛り込み、入社への熱意を刻々と記入すべきです。

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