企業が就活生の行動力を見抜く方法
就活生からすると、どの企業の面接に行っても対応できるように想定問答を繰り返し準備をしていると思います。実際にありきたりの質問しかしない会社も数多くあります。しかし大手の大企業ともなるとそうはいきません。人事担当者も独自の研修を受けたり、採用を専門の仕事としているわけですから、どういう質問をすれば”仮面を被った”就活生の本質を見抜くことができるかを研究しているわけです。
企業は”自分で考えて動ける学生”=”応用力を持っている人材”や”コミュニケーション力を持った学生”を欲しがっています。今回は”応用力を持った就活生”をどうやって見抜くかをお話します。
方法はいくつかありますが・・
例えば適性検査や突発的な課題を出して反応を見る・・・
しかし、それだけでは不十分です。じっくり取り組み成果を出す性格の人をふるい落としてしまうリスクがあります。
そこで、ある質問を就活生に投げかけるのです。現時点で、自分で考えて動ける人間かどうか?を見抜く簡単な方法があるのです。
面接時の具体的な質問例として・・・
面接官:「あなたはこの業界をどのように研究してきましたか?具体的に答えて下さい」
この時、インターネットで詳細に調べました・・というのでは、半数以上の就活生が答えるでしょう。これでは企業にとって何の差別化になりません。面接官は更に突っ込んで質問してきます。
面接官:「インターネット以外にはどのような調べ方をしましたか?他に興味がある業界や会社があれば具体的に・・」
面接官は就活生の返答の中から、具体事例を引き出すようにどんどん深堀してきます。
要するに・・・
面接で”自分で考えて動ける学生”=”応用力を持っている人材”を見抜くために企業は、就活生が具体的に答えられるような質問を繰り返ししてくるのです。何度も具体的に答えられるはずの質問を投げかけているにもかかわらず、抽象的な返答しかできない就活生は、残念ながら内定にはたどり着かないでしょう。
具体的な返答ができない=準備不足である=応用力・行動力が無い
それまでの人生で常に行動力を持って歩んできた人は、どんなことにでも準備を怠らずに生きてきたはずです。またそこで積み上げてきた応用力の厚みは、応用力、行動力の無い人には到底マネができません。
企業側はこうした「具体的」な事例を聞き出せるかどうかで、就活生の行動力の一面を測っているのです。
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