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就活ビジネスに呑み込まれるな!  2011.3.1


就職活動を支援するサイトがweb上に氾濫しています。就活生は溢れんばかりの情報を無料でいくらでも利用できるんですから、私の就活時代と比較すると羨ましいばかりです。
これら就活サイトは「会員登録数○万人」などと多くの学生が利用していることをPRし、登録しないと落ちこぼれる的な危機感を持たせてるような気がします。

就活ビジネスという言葉を聞いたことがありますか?
就職を希望する学生を対象にビジネスをしている人がいます。ある一定の時期に集中したビジネスですし、稼ぎも予め計算できる商売なので美味しいビジネスとして成り立っているのです。
その背景には、採用側と学生側のニーズのミスマッチによる内定率の低下があります。
また内定が欲しい学生が多い時代とは裏腹に、やっと就職しても1年程度で退職してしまう第二新卒も多いのです。
就活ビジネスを手がけている業者は、この第二新卒までをターゲットにしています。

大学側もこの実態をほぼ把握していますが、離職率が高い企業へ就職希望をする学生に対しても忠告やアドバイスはしませんし、内定数を稼ぐことを優先したがるのです。

インターネットによる就活が可能となり、何十社にエントリーシートを送付しながらなかなか内定が取れないという現在のシステムが学生の危機感を呷る結果となっています。
元々、昔から内定をもらえる企業数は1社〜数社程度しか取れないものなんです。ましてや一流の大企業からの内定なんて、売り手市場の時代でも超困難でした。簡単にそういう企業から内定がバンバン出ていたなんてことはありません。

エントリー数を分母に考えるから、内定が取れないと嘆く事になり、こうした就活ビジネスに利用させる結果となるんじゃないでしょうか。

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