2013年春 大卒20万人が未就職 2012.11.6
内閣府から若者雇用戦略推進協議会を経て、2013年に大学を卒業する新卒者の就職状況を47NEWSより発表しました。
それによると、2013年に大学を卒業する若者56万人のうち、20万人もの新卒者が、企業から求人があったにもかかわらず、就職しなかったということです。
この20万人のうち、大学院へ進学する学生が8万人。
残りの12万人は進学も就職もしなかったか、アルバイトなど短期的、一時的な就業に就くという。
結果的に就職したのは、全体の64%に過ぎないのです。
この背景には一つのキーワードがあると思います。
これは求人を出す企業側と、学生の希望が合っていない(雇用のミスマッチ)によるもの。
ミスマッチの中でも、最大の要因は、学生側の「大きい、有名、安定している」というニーズに見合った企業からの求人は圧倒的に足りない・・ということだと思います。
この12万人もの若者は、どうするつもりなのでしょうか?
企業への就職が新卒有利である日本固有の環境の中、世間を批判しても、企業を責めても仕方ありません。
実際に「大企業」と言われる会社へ就職する学生は多く存在し、その者達はそういうスキルや実力を備えていると考えるのが妥当で、希望する就職先が見つからない学生は、ある種の高望み?であると言わざるをえません。
厳しい言い方ですが、自分のこれまでの努力の量、質を鑑みた就職活動を願うばかりです。
大企業なら”安心”ということは絶対にありませんし、逆に仕事はとても辛く大変なものです。
今はスケールが小さい会社でも、これからどう変貌していくか解らない時代です。
自分が入社して「この会社を大きく育てる!」くらいの意気込みを持つ学生を、現代の企業は求めているのですから・・
参考:47NEWS