最有力市場-ネット通販
経済産業省は「平成21年度我が国情報経済社会における基盤整備」(電子商取引に関する市場調査)を公表しました。
同調査では、「B to C EC」(消費者向け電子商取引。いわゆる「ネット通販」の市場規模は、前年比10%増となる約6.7兆円となったことが判明。業種別でも総じて上昇しているが、とりわけ「食料品小売業」(前年比128.7%)や「自動車・パーツ・家具・家庭用品・電気製品小売業」(同122.1%)、「医薬化粧品小売業」(同130.8%)の伸び率が大きくなっているとしています。
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その代表格である楽天ですが、採用人数も500名以上となっていて、中国のインターネット検索エンジン最大手「百度」と提携を済ませ、グローバル企業を目指し更なる躍進が期待されています。
スーパーマーケット業界は18兆円ありますが、買い物難民と言われる時代、更にこの市場を取り込みながら躍進するのがネット通販市場なのです。
もはやネット通販は、ビジネスを興隆し推進する事業者にとって、あらゆる購買が可能な無限数の消費者を持つに至ったのです。そこには同じくビジネスチャンスも無限に存在します。
従がって日経産業新聞が行なった「企業の参入意欲ランキング調査」で、ネット通販がランキングNO.1になったという結果は驚くような事ではありません。
<ネット通販を展開している代表企業>
楽天・ヤフー・アマゾンジャパン・千趣会・ニッセン・セシール・三越・ネットプライス・セイヴェル・インデックス
ファミマドットコム・セブンドリームドットコム・セブン&i グループ ネットスーパー・西友・ヨドバシカメラ・ソフマップ
ソニーマーケティングカンパニー・エプソンダイレクト・ツタヤオンライン・紀伊国屋書店・JTB・ぴあ
エンターテイメントプラス・ケンコーコム・ファンケル・ファーストリテイリング・マガシーク・オイシックス・ナチュラム 等
就活で狙う企業として、直接ネット通販事業を展開している企業ばかりをターゲットにするのではなく、システムやインフラ関連企業も狙い目と言えるでしょう。
就活は、あなたの一生を左右する会社選びの機会です。
「今」を考えるより「30年後」を見据えた企業選びが理想です。専門家でさえ30年後を予想するのは難しい時代ですが、世の中の人々が30年後にどういう生活をしているかという観点から考えてみると、たくさんのヒントが見えてきます。
そういえば、この記事を書いていて思い出したことがあります。
ミネラルウォーターが発売されたばかりの頃、新聞にこう書いてありました・・「そのうち、ガソリンより水が高くなる時代がくる」と。
水道の蛇口からコップに水を汲んで飲んでいた時代・・私はその記事を読んで「まさか水がガソリンより高くなるなんてありえない!」と思いましたが・・・直近はガソリンも高値が付いてますが、数年前までは実際にガソリンの方が安い時代がありましたね。
また携帯電話が発売されたばかりの頃・・・「21世紀に入ると、各個人がそれぞれ1台ずつ携帯できる電話を持つ時代がくる」とも。これも当時としては信じられないような夢物語に聞こえたものです。勢いでは完全に子供(NTT docomo)が親(NTT)を追い越してしまいました。
間違いなく・・・
「あ〜・・昔はガソリンを燃やして煙を噴出しながら車を走らせてたんだよなぁ〜」なんていう時代がきます。
蒸気機関車が今の電車に変わったと同じように、これから激変するんだと思います。