1次面接のポイント
1次面接について、そのポイントをお話します。大企業の場合は、非常に大勢の就活生を面接しますので、あっけない感じで一次面接は終了します。
しかし、ここで約半数の人が落ちてしまいまうのは合格する人とそうでない人とを簡単に見分けられるものがあるからです。
■ 第一印象が60％
入る時から、挨拶、出る時までチェックされています。
ハツラツとした態度で声量を上げて、爽やかに挨拶します。第一印象はとても重要です。暗い印象、モジモジした態度はダメです。
■ 面接の採点ポイントは9項目
①大学時代に一番頑張ったことは何ですか？
2分程度で話す練習を！（バイト、ゼミ、趣味、語学、資格、スポーツ、なんでもOKです）。コツは、その会社に合った、または自分が自信があることを2、3点に絞って話すべきです。
あれもやった、これもやった、何でもやったなど、節操なくしゃべるのは最悪の結果になります。特に、最後の30秒は、そこから何を学んだかを人事は聞きたがっています。
アルバイトは、会社の最先端の現場、そこから、企業・業界・職人気質・ストレス耐性・コミュニケーション力を見ています。特にアルバイトの場合は居酒屋でもパン屋でも、具体に社名を言ったほうが良いです。
例：大手チェーン店の○○でアルバイトをした。最初は大変でしたが、店長とコミュニケーションを上手く取れるようになり、売上も伸び（自分でも、店全体でも）、2年目には店長に自分の提案やアイデアを出し、接客の大切さ、気を利かせることの重要性を学びました。
②人事から①についての質問
結論を言って、理由をシンプル・ショート・スマートの3Sで答えましょう。
あれもこれも言おうとせず、ポイントを絞って、でも、ここがセールスポイントと言える部分は強弱をつけましょう。歌でも強弱がないとお経を読んでいるように聞こえてしまいます。
③当社の志望理由は何ですか？
ホームページや業界研究・会社四季報などを見て、どうしてこの業界に入りたいのか？
どの仕事をやってみたいのか？自分の興味・バイトの経験・ゼミ経験など、具体的に志望動機とつながるように話してください。ここでも2分程度で話せるように練習しましょう。
④人事から③についての質問
得意分野なら堂々と具体的に話してください。（「語学留学で1留、TOEIC600点でも今は十分日常会話できるレベルです。」「ゼミの企画、発表会で頑張った。PCスキルなら自信あります。」など）
逆に、嫌な質問が来たら（来る可能性大です。人事はエントリーシートを全部見てますから、ここを聞いてやろうと待ち構えています）、どのようにその質問を逆手にとるか、応酬話法で切り返してください。（「どうしてライバルのＡ社じゃなくて当社なの？他にはどこを受けているの？当社が第一希望なの？など）
人事はスーパーエリートよりも雑草系エリートを好んでます。
⑤「貴方の長所（セールスポイント）・短所はなんですか？」「将来当社でどのように貢献したいですか」「5年後・10年後、どのようになっていたいか」など
部署や将来像（営業をやりたい、下積みで実績をあげて将来は営業企画をしたい、経理をやってみたい、人事をやってみたい、技術職をやってみたい、研究開発をやってみたい、など）を2分程度でセールスポイントを述べてください。
人事が気に入るのは、「目標達成意識が強い」「辛抱強い努力（ストレス耐性）」「コミュニケーション能力（チームワーク・ディベート力）」などです。
⑥人事から⑤について質問
簡潔に切れ味よく話しましょう！圧迫系の質問でも、取り乱さず、むきにならずに。
頑張って我慢して受け答えをしてください。理屈じゃなく「でも私は御社で頑張って働きたいのです」と、切り返してもよいと思います。
採点（100点満点中70点で合格）
【1】質問①②の振り返り 10点
【2】質問③④の振り返り 10点
【3】質問⑤⑥の振り返り 10点
【4】コミュニケーション能力 10点
【5】質問対する主訴のつかみ方、簡潔なディベート 10点
【6】表情、あいずち、印象、うなずき 10点
【7】声、言葉のトーン、切れ味、爽やかさ 10点
【8】姿勢、入り方、終わり方、最後の質問 10点
【9】入社への熱意・意欲 20点
ここがポイント！
【5】では話しているうちに違う話題へずれてゆく人が結構います。人事は時間がないので聞いてることをポイントに答えてほしいと思ってます。
【6】では「つっぱった」印象は良くないです。つっぱり系の人は、役者になったつもりで、上から目線にならないように。
【7】では、声の小さい人は損をします。発音や語尾が切れる人など、練習すればすぐに治ります。
【8】では、尻を向けない、ノックはやや大きめに、笑顔で名乗る。
【9】では、本音は第一希望じゃなくても、絶対に第一希望だと言いましょう。他社を受けていてもです。受かりたい人は、多少自分を抑えて、役を演じることが大切です。
どこの企業でもそうですが、体育会系の方はそのままのスタイルで良いと思います。
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二次面接のポイント（部門長面接）
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