企業が求めるのは即戦力とは
プロ野球の世界で言う「即戦力投手」というのは入団してすぐに1軍で活躍できるピッチャーの事を言います。2010年ドラフトで日ハムに入団した斉藤祐樹(早大出身)はまさに即戦力として期待されて入団しました。しかし就活生に企業側が期待する即戦力は「すぐに頭角を現しベテラン社員を追い越す能力」を期待しているのではありません。ここを勘違いすると就活で内定を取れるかどうか、結果は大きく違ってきます。
企業が求める即戦力とは、「短期間で我が社に適応する事ができるか・・」「社会人としてやっていける十分な能力を持っているか」です。
社会人基礎力のページでも書きましたが、企業は主体性や粘り強さ、コミュニケーション能力・・・人柄に期待しています。「戦力」と考えられてきたパソコンのスキルや語学力、専門知識は入社後に教育しやすい分野です。
しかし人間の根本に係わる性格的なものは短期間で教育できるものではなく、むしろ教育することは困難かもしれません。主体性や粘り強さ、コミュニケーション能力がはじめから備わっていれば、短期間で「実質の戦力」になりうる可能性が高いのです。
いくら「アルバイトで接客業、体力には自信があり・・・」
「貴社の業界である専門分野に関して・・・」
「サークルを自ら立ち上げ・・・リーダーとして・・・」
などと自慢してもあまり意味の無いことなのです。
ちなみに・・
私が就活して今の会社に面接に行った時に人事担当から聞かれた質問で・・・
「あなたがもし今、甲子園出場を目指す高校の野球部監督だったら、大会前1ヶ月間で何を大切にしたいと思いますか?」というのが今でも記憶に残っています。
あなたならどう答えますか?
当時は「変な質問するなぁ??」と思っていましたが、今となってみるとその真意が解るような気がします。
たまたま偶然ですが、先日読んだ本に私が答えた返答と同じ事が書いてありました。
↓
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら