2浪1留は不利ですか?
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日本ではまだまだ年功序列の制度を採用している企業が多いのが現状です。
年功序列の制度とは賃金も社歴や年令に応じて徐々に上昇する仕組みになっているので、入社した年令が他の新卒者より3つも年上であること、また3年前に入社した社員と同年齢ということは、企業にとって都合が悪くなることがあります。
特に2浪1流の新入社員が昨年入社した先輩より基本給が高いという矛盾が生じることは、とても厄介です。
つまり他の就活生よりはハンディを背負うになり、その3年間で得たことなどはしっかりと頭で整理して就活するべきだと思います。
最近で気をつけたいのが、2浪して入った大学卒業時に自分の希望する会社から内定がもらえずに1年の留年を決断する学生がいることです。安易な選択は次の年の就活に甚大な悪影響をもたらすと思って下さい。
また卒業時の単位不足で留年する学生が多い大学(例:早稲田)も注意が必要です。たった1単位〜2単位の不足で卒業できないという不測の事態には最も気をつけるべきです。
まず2浪2留(4年遅れ)では、エントリー資格すら失いかねません(「25才未満」としている企業が多い)。また第2新卒もほとんどの企業が「3年以内」としているのも「25才未満」と関係があるのです。
ハンディなく戦えるのは「1年遅れ」までで、「2年遅れ」は多少のハンディを背負いますが、「どちらにしようか・・」という時に影響する程度だと思います(ただ、浪人より留年のほうがイメージは悪いと思いますので単に遅れた年数だけで判断できないことにご注意を)。
しかし、25才以上では就職先がなくなるということではありません。選択肢が狭くなるというレベルですから、悲観せず現実的な就活を心がけるべきだと思います。