採用担当者の憂鬱
そもそも就活生から提出されたエントシートや数回の面接だけで、その人物像を見抜く事は至難の業です。「自分以下の人しか能力を推し量る事ができない」と言われる通り、自分より優れている部分的な面は解りますが、逆に性格のルーズさや、嘘をついているかどうかは簡単に見抜けないものです。
ましてや懸命にマニュアルを熟読し用意周到に準備してきた学生ほど、本質的な部分は隠れてしまい見抜けないため、こうした意味からも模範解答人間の採用を見送らざるをえません。
また学生が優秀かどうかという前に、人事採用担当者が優秀かどうかという点も見逃せません。
「この学生は何も準備してきていない」という担当者ほど、マニュアル化されているのです。
本来は日々外回りをして営業の最前線に出ている営業マンに面接をさせたほうが良いと思います。優秀な営業マンは、ほぼ漏れなく企業が求める人材に近いです(コミュニケーション能力に優れ忍耐強く、目標達成意欲や人間性にはまず問題ありません)。こうした経験を積んだ人間なら、相手の表情や雰囲気である程度その人の性格などを見抜けるものです。・・・見抜くのが仕事ですから。
就活生にもオススメします!優秀な営業マンと接点を持つ事を。彼らがどんなオーラを発しているか・・どれほどの器を持って生きているのか・・・
どこにそんな人がいるかって??OB訪問も漫然と行うのではなく、こうしたことを念頭に訪問先を決めましょう。