内定率は来年も落ちる? 2011.2.15
ネットや新聞、テレビのニュースでは1996年の調査開始以来「過去最低」の内定率だとか・・・
「就職希望者」に占める内定取得者の割合が内定率だとしていますが、2011年度3月卒業者の就職率は2000年前後の「就職氷河期」よりも低い数字で、1996年から調査を始めて以来過去最低となったようです。
昨年のは6月くらいで大体決まっていたのに、今年はゼミの3分の1くらいが12月になってもまだ決まってない・・
男子生徒は就職留年も考えにあるようですが、女子は地元に帰って公務員を目指そうとしている人も多いとのこと。
大学によっては報道よりもかなり厳しい感じだそうです。
静岡県の私立大学では、11月末時点でも内定率が50%に到達せず、就職課の担当者によると、企業が厳選採用を行うようになり、例年その大学の学生5人ぐらいに内定が出ていた企業も、2010年は3人にしか出なくなった。残り2人の枠を、上位校やUターン就職する学生に持って行かれてしまうのだという・・
ただ、大学の方に求人が来てない訳ではない。「今の学生はちょうど『ゆとり世代』まっただなか。求人はあるのに土日休みじゃないといやだとか、地元を離れたくないとかで応募しない。そんなのだと決まらないと厳しく言っています」と話しています。
埼玉の別の私立大学では、全学生数を母数としているものの、内定率が12月1日時点で39%だったとのこと。
Jcastニュース 2010/12/2 |
求人はあるのにそこに応募が無い・・・一定の有名企業に就活生が集中してしまう・・まさにミスマッチ現象。
毎年8〜9万人もの就職浪人が出る昨今、その人たちも次年度の就活生と一緒になって就職活動をしだしたら、更に競争は激化することになります。
先日も新聞に「既卒3年間は新卒と同じ扱いをする」という企業の記事が掲載されていました。一見すると良いイメージが残る記事でしたが、よくよく考えてみると、同じ枠内(採用人数)で競争する就活生が増えるわけですから、尚更競争が激しくなるだけなんじゃないかって思います。
そのうち・・「就活予備校」「就活偏差値」なんて出現したりして(笑)
就職する事をゴールのように考える学生が増えなければいいなと思うのです。